七夕の笹の由来は?竹との違いはある?飾る場所は家のどこ?

この記事をシェアする

七夕に飾る笹飾り。
色々な植物がある中で、なぜ笹が選ばれたのでしょうか?

私たち大人は、ネットで検索することで大抵の疑問を解決できます。
小さい子供は、ネットで検索する代わりに、周りの大人に疑問をぶつけます。
いつ、どんな質問が飛んでくるかは、全く予測できません。

「なんで七夕に笹を飾るの?」
そんな急な質問にも答えられるような、笹飾りの由来を紹介します。

スポンサーリンク

七夕に笹を飾る由来は?

それは、竹が神聖な植物だとされているからです。

なぜ、竹が縁起物とされてきたのか?
その由来は、七夕の風習が始まるはるか以前にさかのぼります。

竹が縁起物とされてきた5つの理由

  1. 竹は曲がらずに、まっすぐ成長します。
    これは、「どんな時も迷いなく進む心の強さ」を示しています。
  2. 竹は、非常に成長が早い植物です。
    他の木が1年間に数㎝伸びればいい方なのに対して、竹は品種によっては1年間に1m以上も伸びることがあります。
    昔の人は、「我が子も竹と同じくらい、すくすく育ちますように」という願いを込めました。

    また、その成長力から、竹は豊作の象徴としても捉えられてきました。
    正月に飾る門松も、元は五穀豊穣を願うための飾りだったのです。

  3. 竹は、冬の過酷な環境でも枯れたりせず、その青さを保ち続けます。
    何事にも動じない、強い忍耐力を連想させます。
  4. >竹の中は空洞です。
    昔の人は、この空洞を「神様が降りてくる場所」だと考えてきました。
    それが徐々に変化していき、「竹=神様が宿る植物」という思想が広まっていったのです。

    かぐや姫の物語も、そんな言い伝えから生まれたのかもしれませんね。

  5. 竹の葉っぱには、強い殺菌作用があります。
    昔の人は、詳しい殺菌成分がどうとかなんては知りませんでした。
    なので、この殺菌作用のことを「厄を落とす力」だと解釈したのです。

    その考えは、現代に至るまで廃れることなく伝わっています。
    神社の厄払いに竹や笹を使うのも、この考えによるものです。

七夕の笹って、竹との違いはあるの?

笹と竹は、似ているようで実は別の植物です。
竹から生える葉っぱのことを笹と呼ぶ人は多いですが、あれは笹じゃなくて、ただの竹の葉っぱです。

笹と竹の主な違いは、以下のようなものがあります。

  • 笹は日本原産の植物。英語でも「sasa」と呼ばれるなど、完全に日本特有の物というイメージが定着しています。

    一方、竹は中国原産の植物。アジアだけでなく、オーストラリアやアフリカの一部地域といった幅広い地域に自生しています
    ちなみに、アメリカには竹はないそうです。

  • 成長した後、茎がつるつるなのが竹で、ガサガサしているのが笹です
  • 大きくなるのが竹で、育っても小さいのが笹と分類されていた時期もありました。

    ところが、膝くらいまでしか伸びない竹である「オカメザサ」や、5メートル以上も伸びる笹である「メダケ」があったりするので、そこまで正確な分類ではないようです。

    スポンサーリンク

    ちなみに、今さらっと流しましたが、「オカメザサ」は竹の一種で、「メダケ」は笹の一種です。
    非常に紛らわしい名前です。命名者も、笹と竹の違いがよく分からなかったのでしょう。

  • パンダが食べるのは笹で、竹を食べることはありません。
    ・・・と言いたいところなのですが、パンダは笹も竹も美味しく食べます。

    パンダは食べ物にはこだわる動物のようですが、彼ら的には笹も竹も同じような物のようです。

で、ここまで竹と笹の違いをつらつらと書いてきたわけですが、一番大事なことをまだ話していません。

七夕の笹飾りには、どっちを使えばいいの?

実は、どっちを使ってもいいんです。

笹飾りといいつつ竹を飾るところも結構ありますし、それが七夕のルール違反だということはありません。
昔の人も、「竹と笹の見分けがつかない・・・もうどっちでもいいや!」という感じで、大雑把に飾っていたのです。

「さ~さの葉、さ~らさら」で有名な歌の「たなばたさま」も、作曲者がたまたま笹が好きだったから、こんな歌詞になったそうです。
まあ、「た~けの葉、さ~らさら」ではちょっと歯切れが悪い気もするので、結果オーライでしょうか。

七夕の笹飾りを飾る場所は?

飾る場所は、特に決められていません。

個人的におススメの場所を挙げるとすれば、やっぱり屋外でしょうか。
たなばたさまの歌の通り、笹は風に揺られると、さらさらと心地よい音を出します。
テレビやYouTubeもいいですが、たまには自然由来の音で癒されるのもいいものです。

ただ、雨が降っていたら外には飾れませんね。せっかく書いた短冊も、濡れてしまっては台無しです。
あと、ビニール製ではない本物の笹を外に飾ると、けっこう虫が寄ってきます。

「外に出したくない!でも笹のサラサラ音を聞きたい!」
そんな時は扇風機の出番です。これなら、たとえ屋内でも笹を鳴らすことができるので、七夕っぽさを味わうことができます。

この場合は、扇風機の強さを「弱」にして、首振りもさせた方がいいでしょう。
「自然の風っぽさ」を出すことで、笹のサラサラ音もより自然なものとなります。

まとめ

同じ七夕の飾り物でも、短冊や吹き流し、千羽鶴に星飾り・・・
これらも適当に飾られているわけではなくて、ほとんどの物にはちゃんとした由来があるのです。

今度、お子さんと一緒に調べてみるのもいいかもしれませんね。

スポンサーリンク