アブラムシを無農薬で駆除するには?増殖する速度はどれくらい?

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家庭菜園の天敵、アブラムシ。
小さいからと言って軽んじてはいけません。どこからともなく現れては作物に群がって、ウイルスや病気を媒介するにくい奴らです。

農薬を使って駆除することも、もちろん可能です。
ですが、今回はせっかくなので無農薬にこだわってみましょう。

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アブラムシを無農薬で駆除する4つの方法

1、紙テープで地道に駆除する

数匹いるくらいであれば、紙テープでくっつけてやって、物理的に追い払うのが一番手っ取り早いです。

紙テープがないから、ガムテープで代用・・・というのは、やめた方が良いでしょう。

ガムテープでは粘着力が強すぎて、植物の方が傷ついてしまいます。
植物を守るための害虫駆除なのに、それで植物を傷つけてしまっては本末転倒ですね。

最後に、注意しておくことが一つあります。
紙テープで駆除というのは、あくまでその場しのぎな対策です。
なので、駆除してしばらく経つと、またチラホラと増え始めます。

アブラムシは繁殖力が高いので、ちょっとやそっとの対策で根絶させることはできないのです。

2、手作りの石鹼スプレーで撃退!

日本から遠く離れたカナダでは、ガーデニングが盛んに行われています。
それもあってか、植物の害虫駆除なんてものは、彼(女)らにとってはお手の物なのです。

そんなカナダから生まれた発明品の一つ、石鹸スプレーの作り方を紹介します。

手作り石鹸スプレーの作り方
  1. 植物性の油(サラダ油など)と水道水を、1:50の割合で混ぜます。
    油が1で、水道水が50です
  2. 台所用の洗剤を、ほんの数滴加えます。
  3. よく混ぜます。最初は泡が立つので分かりにくいですが、混ざってくると全体が白く濁るようになります。
    この状態まで行けば完成です。
  4. 3まで行けば完成ですが、そこに重曹を大さじ1杯加えることで、植物の病気の防止にも効果を発揮するようになります。
    本当に、重曹って万能ですね・・・
この手作りスプレーも紙テープと同じで、アブラムシを一時的に駆除することしかできません。
即効性があって長持ちするという都合のいい方法は、なかなか見つからない物です。

アブラムシの天敵、テントウムシを用意する

テントウムシは、アブラムシをエサとして食べてくれます。
(ただし、植物を食べるテントウムシもいます。それらは植物の保護には逆効果なので、一度図鑑などで確認してからの方がいいでしょう。)

なので、テントウムシをうまく定着させることができれば、アブラムシが寄り付かなくなるのです。
本業の農家さんも取り入れている、本格的な手法です。

テントウムシってどこにいるの?

野生のテントウムシは、公園の花壇などを探すと見つかります。
むくげやカラスノエンドウにはアブラムシが寄り付きやすいので、テントウムシも近くにいることが多いです。

テントウムシって羽生えてるし、勝手に逃げたりしないの?

逃げます。家まで持ってきても、すぐに逃げられるなんてザラにあります。
虫は気まぐれなので、こればっかりは仕方ありません。

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農家の人が使うテントウムシは、人工的な遺伝子組み換えが施された「飛ばないテントウムシ」です。
あれは非常にコストのかかる代物なので、家庭菜園レベルで使えるものではないです。

アブラムシとアリは共生している!?

昔、うちで育ててたトマトにも、アブラムシとアリがびっしりと密集していたことがあります。
あまりの気味の悪さに、3秒くらい心臓止まりましたね。(私は虫全般が苦手なのです)

アブラムシとアリは、だいたいセットで現れます。
その理由は簡単。奴らは共生しているのです。

アブラムシは、おしりから甘い蜜を出します。アリは、この蜜をエサとして受け取ります。
代わりにアリは、アブラムシをテントウムシから守っているのです。

アリはテントウムシを食べるわけでは無いので、ただ追い払うだけです。
テントウムシも、ご飯を食べているときにちょっかいを出されるのは嫌なので、アリのいない別の場所を探しに行きます。

なので、テントウムシを使ってアブラムシ対策をする場合は、先にアリを取り除かなくてはいけません。

アブラムシが増殖する速度はどれくらい?

駆除しても駆除しても、いつの間にかひょっこり現れるアブラムシ。
実際、どれだけの勢いで増えているものなんでしょうか?

ある研究機関が、「1か月の間、アブラムシを1匹だけ放置してみたら、どれくらいに増えるものなんだろう?」というテーマで実験を行いました。

その結果、どうなったかというと・・・
1匹のアブラムシは、1か月後には20,000匹まで増えていました。
200や2,000の間違いではありません。20,000です。

アブラムシが爆発的に増える理由

アブラムシはメスだけで産卵が可能なうえ、毎日のように卵を産み続ける。
そのうえ、卵の状態から成虫に成長するまでの期間は、わずか10日ほど。
その成虫がまた卵を産み始めるので、すさまじい勢いで増え続けていくのです。

アブラムシを駆除するときは、1匹残らず追い出すくらいに、とにかく徹底的にやらなければ効果がありません。
数を増やしてリスクを分散・・・実は、すごく頭の良い虫なのかもしれません。

まとめ

アブラムシは一度発生させると、完全に駆除するのに非常に手間がかかります。

予防法もたくさんあるので、常日頃から環境を整えて、アブラムシの出ない環境を作るようにしましょう。

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