アブラムシの対策に牛乳は効果的?木酢液や熱湯はどうなの?

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知らないうちに増殖する家庭菜園の天敵、アブラムシ。
駆除するには農薬を使うのが手っ取り早いのですが、無農薬にこだわりたい人も多いと思います。

ネットでは、アブラムシ駆除に関する様々な情報があふれかえっています。
今回は、身近な物を使った害虫対策を紹介したいと思います。

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アブラムシの対策に牛乳は効果的?

牛乳には、大量の乳脂肪分が含まれています。
そのため、水で薄めた牛乳をアブラムシに吹きかけると、乳脂肪分が体の表面にくっつくことになります。

すると何が起こるでしょうか?
アブラムシはお腹で呼吸をしているため、そこが脂肪でふさがれることによって窒息します。
なので、アブラムシ対策に牛乳が使われてきたのです。

ですが、一昔前ならともかく、最近はアブラムシ対策に牛乳はあまりおススメされなくなりました。
原因は農薬の高性能化だけではありません。実は牛乳霧吹きには、多くのデメリットがあったのです。

臭いがきつい

牛乳は栄養が非常に豊富です。ということは、それだけ雑菌が増えやすいということでもあります。
雑菌が増えれば増えるほど臭いがきつくなります。牛乳を拭いた雑巾のような、鼻の曲がる強烈な臭いです。

牛乳スプレーを使った後は、臭いを落とすために水で洗うのが基本です。
ですが、植物は複雑な形状をしているので、牛乳を完全に落としきるのはとても難しいです。

臭いがきついのなら、薄めてごまかせばいいと思うかもしれません。
ですが、アブラムシ対策の牛乳スプレーは、薄めると効果が発揮されません。
具体的にはだいたい2倍以上に薄めると、ほとんど効果が出なくなります。

なので、牛乳スプレーを使う限りは、臭いの問題からは逃げられないということです。

カビや腐敗の原因となる

牛乳は外の空気に触れると、かなりのスピードで腐っていきます。
1週間もほったらかしておくと、だいぶ手遅れな状態まで腐ります。

腐った牛乳には、アブラムシ以外の虫や病原菌が寄り付きます。
害虫対策のために牛乳スプレーを使ったのに、かえって植物を弱らせてしまうことがあるのです。

アブラムシ対策に木酢液は効果的?

木酢液は、炭焼きの煙を冷やして作られる製品です。
木酢液に含まれている成分には虫よけ効果が含まれており、かつては農薬として登録されていた時期もありました。

木酢液のメリットは、虫よけ効果だけではありません。
土壌の改善や植物の成長促進といった二次的な効果もあるため、家庭菜園のような個人レベルでも広く使われてきたのです。

ですが、木酢液にもデメリットはあります。

即効性がない

木酢液は、既に住み着いてしまったアブラムシに対しては、牛乳ほどには効果を発揮しません。
あくまで虫よけをするのであって、殺虫効果の方はそれほどでもないのです。

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人体の健康へのリスクが懸念されている

木酢液は天然由来の製品なので、安全なものだというイメージがあります。
ですが、完全にそうとも言い切れません。製品の質にもよりますが、木酢液の中には有害な物質も含まれています。

その中には、発がん性を含むようなレベルの危険物質も含まれています。
一応、正しく使用すれば危険はないとされていますし、木酢液による健康被害は今のところは報告されていません。

ただ、何も考えずに使えるほど安全なものではないということは、覚えておく必要がありそうです。

アブラムシ対策に熱湯は効果的?

他の物は一切使わずに、ただ熱しただけのお湯をかけるという殺虫方法もあります。
何とも原始的な方法ですが、これが意外なほど効果があります。

アブラムシは熱に弱いので、50℃くらいに温めたお湯をかけることで駆除できます。

「熱湯をかけたら植物の方が弱るのでは?」と思うかもしれません。
ですが、このくらいの熱さのお湯をかけられたところで、植物はへこたれません。
むしろ、かける前よりも元気になったようにも見えます。

ただ、所詮はただのお湯なので、しばらくすればまた虫が寄ってきてしまいます。
ですが、他の物がない時に即席で作れるというお手軽さでは、他の追随を許しません。

牛乳の臭いや木酢液の安全性が気になるという人は、熱湯を使ってみるのもいいかもしれません。

まとめ

結局のところ、どんな製品にもデメリットはあります。
どのデメリットだったら自分が納得できるか?ということをしっかり考えて、使う製品を選ぶ必要がありそうです。

ちなみにこの記事では紹介していなかったのですが、家庭用の洗剤でアブラムシを撃退する方法もあります。

アブラムシを無農薬で駆除するには?増殖する速度はどれくらい?
家庭菜園の天敵、アブラムシ。 小さいからと言って軽んじてはいけません。どこからともなく現れては作物に群がって、ウイルスや病気を媒介するにくい奴らです。 農薬を使って駆除することも、もちろん可能です。 ですが、今回はせっかくなので無農薬にこだわってみましょう。

もしよければ、こちらも見ていってください。

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