熱中症による尿量減少は膀胱炎を招くサイン!尿の色で判断できる?

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音もなく忍び寄ってくる熱中症かどうかを判断する材料は、汗の量や体温だけとは限りません。
熱中症になると、尿の質や量にも異変が起こるのです。

夏場の尿に変化が起こる理由は、体内の「あるもの」が不足しているためです。
熱中症と尿には、どんな関係があるのでしょうか?

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なぜ、熱中症になると尿量減少を引き起こす?

熱中症になると尿が減る理由は、体内の水分が汗として多く放出されるからです。

汗と尿は出る部位こそ違いますが、両方とも体の水分を使って生成されます。

当たり前の話ですが、体内の水分は無限にあるわけではありません。
つまり、汗を多くかけばかくほど、尿として出ていく量が少なくなるというわけです。

「元をたどれば汗も尿も同じ体の水分だし、バランスが偏ってもいいんじゃないの?」と思うかもしれません。

ですが、汗には汗の役割が、尿には尿の役割があります。
それぞれが独自の役割を持っているので、バランスが偏るのは体に良くないのです。

尿が減るのが危険な理由

汗の主な役割は、体温調節です。

水分が蒸発すると気化熱が発生し、周りの温度を下げます。
それによって火照った体をクールダウンさせ、健康を守っているのです。

それに対して、尿には体温調節の役割はありません。
代わりに、体内の電解質のバランスを調整したり、体に溜まった老廃物を排出するという大事な仕事を任されています。

尿が少なくなるということは、それらの働きも鈍くなるということです。

もちろん、電解質のバランスが崩れれば体調が悪くなります。
老廃物を排出できないというのはもっと深刻な話で、放っておくと命に関わります。

尿が減るというのは、想像以上に危険な状態なのです。

熱中症になると膀胱炎が併発しやすい理由は?

熱中症によって尿量が減少すると、膀胱炎の併発を招いてしまうことがあります。
熱中症と膀胱炎には一見何のつながりもありませんが、この2つは「尿」というキーワードで繋がっています。

熱中症によって尿が減るというのは、上で話した通りです。

ですが、尿の量が減ったとしても、体の老廃物は一緒に減ってはくれません。
なので、少ない尿量でより多くの老廃物を排出するために、腎臓は濃い目の尿を作ります。

尿の濃さは、膀胱にかける負担の量に影響します。
薄い尿と濃い尿とでは、濃い尿の方が圧倒的に負担が多いです。

尿が濃い状態がしばらく続くと、膀胱はやがて耐え切れなくなり、炎症を起こします。
それが膀胱炎です。膀胱炎の原因は、細菌によるものだけではないのです。

一旦膀胱炎にかかると、自力で治すのはとても厳しいです。
腎孟炎などの重大な病気に発展する恐れもあるので、無理せず病院で診てもらいましょう。

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熱中症になると尿の色も変わる?

水分をたっぷりとった後の尿は、色が薄くなりませんか?
それは当然のことです。なぜなら、尿の濃さは色に反映されるからです。

正常な濃さの尿は黄色~薄い黄褐色で、なおかつ透明な色になります。
ですが、熱中症などが原因で尿が濃くなると、尿の色もより濃いものになります。

  • 黄色が濃すぎる尿
  • もはや黄色ですらない、茶色や赤色の尿
  • 色は正常でも、透明感のない濁った尿
これらの尿が続く場合は、腎臓や膀胱などの泌尿器系に異常が起こっている証拠です。

point!反対に、無色ないし薄すぎる色の尿が続く場合も注意が必要です。

水分を摂りすぎたわけでもないのに色の薄い尿が出る人は、もしかしたら糖尿病の気があるかもしれません。

内臓は直接見ることができない分、異変が起きてから気づくまでにはどうしても時間がかかります。
なので、これらの兆候を見逃さず、セルフケアや病院での治療に努めるのが大事なのです。

まとめ

尿は排泄物ということもあってか、どうしても汚いイメージを持たれがちです。
ですが、内臓に悪いところがあった時は、まず尿に影響が出ることが多いです。

尿は、健康状態を測るための重要な指標です。
健康診断でも尿検査は取り入れられていますが、定期的にセルフチェックを行うのもいいかもしれません。

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