タバコシバンムシが発生する場所や時期は?駆除するにはどうする?

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食べ物の中に住み着く、米粒ほどの小さな茶色い虫を見たことはありませんか?
そいつの名前は「タバコシバンムシ」。体は小さいですが、食べ物を食い荒らして穴だらけにしてしまう立派な害虫です。

ゴキブリや紙魚ほどではありませんが特徴的な見た目をしていますし、私のような虫嫌いの人にとっては出会いたくない相手です。

「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」という言葉もあります。
タバコシバンムシの生態を知ることができれば、対策もはかどるかもしれません。

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タバコシバンムシはどんな場所から発生する?

タバコシバンムシは、乾燥した植物性の物質を好んで食べます。
なので、パンやそばなどの穀物系の食べ物やドライフラワーなどを長い間ほったらかしておくと、どこからともなくやってきます。

タバコシバンムシが特に発生しやすい場所は、冷蔵庫の下やキッチンの小さな隙間です。

これらの場所は食べ物のカスが溜まりやすいうえに、あまり掃除もされることがありません。
タバコシバンムシにとっては、絶好のパラダイスでしょう。

逆に言えば、乾燥した食べ物を早めに処理したり、狭いところまできちんと掃除すれば、タバコシバンムシの発生は抑えられるというわけです。

ですが、その後も油断してはいけません。
タバコシバンムシは、意外なところから侵入してくることがあるのです。

タバコシバンムシの侵入経路は?

ある家庭では、上のようなタバコシバンムシ対策をきちんと行っていました。
その家庭ではペットも飼っていませんでしたし、家庭菜園をしているわけでもありませんでした。
(ペットフードや肥料にはタバコシバンムシが湧きやすい)

タバコシバンムシの発生する余地がない、完璧な環境のように思えます。
ですが、それでもタバコシバンムシの発生を止めることができませんでした。

その原因は、近くの家の軒下に作られていた「鳥の巣」です。

鳥の巣は、木の枝や枯れ草などを材料にして作られています。
タバコシバンムシはそれらの植物をエサとしているので、勝手にくっついていってしまうのです。

鳥の巣には、タバコシバンムシ以外にも様々な害虫が潜んでいます。
見つけ次第破壊すべきなんていう過激なことは言いませんが、警戒する必要はありそうです。

タバコシバンムシの発生する時期はいつからいつまで?

タバコシバンムシは、暖かい環境を好みます。
なので、春の終わりごろの5月~秋も半ばの10月の間になると、タバコシバンムシが大量発生します。

じゃあ冬は安全なの?と思うかもしれません。
ですが厄介なことに、暖房が効いた室内などの温かい環境であれば、春の早い時期や冬の間でも発生することがあります。

タバコシバンムシが少なくなる時期はありますが、完全にいなくなる時期は存在しません。
1年を通してこちらに被害を与えてくる、はた迷惑な虫です。

タバコシバンムシが活発になる時間帯はいつ?

タバコシバンムシの活動する時間帯は、他の虫と比べてちょっと特殊です。

タバコシバンムシの成虫は、午前中はほとんど活動しません。
狭くて暗い、天敵の少ない場所で引きこもっています。

午後になると活動を開始して、周りの食べ物を食い荒らし始めます。
タバコシバンムシは非常に食欲旺盛で、夜になっても食事を止めないこともあります。

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昼だけ活動する昼行性の虫や、夜だけ活動する夜行性の虫はたくさんいます。
ですが、タバコシバンムシのような変則的な生活リズムを持っている虫は、かなり珍しいのではないのでしょうか?

タバコシバンムシを駆除するには?

一度発生してしまったタバコシバンムシを駆除するには、バルサンや殺虫剤などを使うのが最も確実です。
タバコシバンムシはこういった化学的な物には弱いので、けっこう簡単に仕留めることができます。

化学の力に頼るのには抵抗があるかもしれませんが、そうも言ってはいられません。
タバコシバンムシは、植物系の毒にはめっぽう強いからです。

タバコシバンムシが耐性を持っているものについて、いくつか例を紹介します。

  1. ピレスロイド
  2. 蚊取り線香の子供への影響は?自由研究にも使える手作りのレシピとは?
    夏の風物詩もとい招かれざる客、蚊。 特に、赤ちゃんや子供は大人よりも体温が高いので、蚊に狙われやすいです。 最近の蚊はデング熱の病原菌を持っていたりするので、たかが蚊と侮ってはいられません。 昔ながらの蚊取りグッズ、蚊取り線香でうっとうしい蚊を撃退してしまいましょう! でも、蚊取り線香って本当に安全なんでしょうか?そんな疑問を解決します。

    この記事でより詳しく紹介していますが、ピレスロイドは蚊取り線香の原料である除虫菊に含まれている植物毒です。
    人間にとっては無害ですが、体の小さい虫には致命的な被害を与えます。

    タバコシバンムシはピレスロイドに対して強い耐性を持っているため、蚊取り線香は効きません。
    ゴキブリですら食べない猛毒の植物を食べられるタバコシバンムシを駆除するのには、ピレスロイドではあまりにも力不足です。

  3. ハーブやスパイスなどの香辛料
  4. 料理の味付けにも使われる香辛料ですが、虫除けとしての効果を持つものも存在します。
    香辛料が持つ独特の臭いや成分が、虫を遠ざけているようです。

    ですが、タバコシバンムシにとっては、それらの香辛料はただの食料に過ぎません。
    普通の虫が寄り付かないハーブ園や植物標本にも、タバコシバンムシは平然と侵入してくるのです。

    このように、タバコシバンムシは他の虫と比べると、非常に多くの耐性を持っていることが分かります。
    なので、駆除するには強力な毒が必要なのです。

まとめ

タバコシバンムシはゴキブリ並みと言ってもいいほどの圧倒的な繁殖力を持っているため、完全に駆除するのはほぼ不可能に近いです。

ですが、発生源をなくせば個体数も減るため、その分駆除の手間も減ります。
乾いた植物性の食べ物にはフタをするなどして、タバコシバンムシが好む環境を減らしましょう。

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