熱中症の時に冷やす場所や時間を紹介!治療に解熱剤は必要なの?

この記事をシェアする

温暖化が進んでいるのもあってか、最近は5月頃から真夏日が観測されています。
こんな状態では、いつ熱中症になる人がでてもおかしくはありません。

ところで、熱中症の正しい応急処置のやり方はご存知ですか?
適切な処置を行えばより早く症状を回復させることができます。ですが、その逆にも同じことが言えます。

いざという時に慌てないためにも、正しい知識を身に着けておきましょう。

スポンサーリンク

熱中症の時に冷やす場所はどこ?

体温を効率的に下げるために冷やすべき場所は

  • 首の周り
  • わきのすぐ下
  • 足の付け根
この3か所です。

この3か所の共通点は、「近くに太い血管が通っている」というところです。
血管が太いということは、それだけ多くの血液が流れているということです。

血液には体内の熱を放出する役割があります。
ですが、血液自体の温度が高いと血の流れが遅くなるため、放熱がしにくくなってしまいます。

その状態を直すために、血管を冷やすのが効果的なのです。

point!首回りや腋の下を冷やす方法は、熱中症以外の時でも効果があります。
風邪や運動で火照った体を冷ますときもこの方法は使えるので、ぜひ試してみてください。

熱中症の時に冷やしてはいけない場所は?

逆に、熱中症になった時に冷やしていけないところもあります。

それは「おでこ」です。
風邪を引いた時は頭を冷やすので間違えやすいですが、熱中症の治療で頭を冷やすのは間違いです。

おでこは脳に近いため、外からの熱がダイレクトに伝わります。
なので、頭を冷やすと「体温が下がった!」と脳が勘違いしてしまい、熱の放出ペースを和らげてしまうのです。

具体的にどうなるかというと、血管が収縮して汗の量が少なくなります。
汗は放熱のためには欠かせないものなので、熱中症になった時はどんどん汗をかくべきなのです。

熱中症の治療で大事なのは、とにかく体温を下げること。
体温の低下を妨げてしまうおでこの冷却は、熱中症の治療の時は絶対にNGです。

熱中症を直すために必要な冷やす時間はどれくらい?

熱中症を直すために必要な冷やす時間は、明確には決められていません。
熱中症は症状の個人差が激しい病気なので、治療法に関しての絶対的なルールを決めにくいのです。

それでもあえて言うならば、少なくとも丸一日は冷やす時間を確保して、その間は安静にすべきだと思います。

熱中症は、数分冷やした程度で治るようなものではありません。
なので、一旦具合が良くなった後でも油断をしてはいけません。症状が完全に収まるまで、運動などの体温を上げる行動は控えるようにしましょう。

スポンサーリンク

熱中症を治すには少なくとも数日、症状がひどい時は何ヶ月も治療が必要になります。

無理をするのが一番体に良くありません。
熱中症の時は体の抵抗力も弱くなっていますし、疲れた体をいたわってやるのが大事です。

熱中症の治療に解熱剤は必要?

熱中症の治療にのために解熱剤を使う必要はありません。
いくら飲んでも解熱効果は発揮されないため、全くの無意味です。

なぜ解熱剤が効かないのでしょうか?
その理由は、風邪などの時に出る高熱と熱中症の時の高熱とでは、同じ高熱でも性質が異なるからです。

風邪などの感染症による高熱は、ウイルスを撃退するために行われる体の防衛反応です。
この場合の脳は、体温の基礎値を高く設定することによって体温を上げています。

ですが、熱中症による高熱は、体の防衛反応によって起こるものではありません。

外部からの高温によって体内に熱が溜まりすぎてしまい、それを放出しきれないことによって起こるものです。
ということは、体温の基礎値自体はいつも通りというわけです。

解熱剤を飲むと熱が下がるのは、上がりすぎた体温の基礎値が下がるためです。
熱中症の時は体温の基礎値が上がっているわけではないので、効果が無いというわけです。

熱中症の治療で大事なのは体を冷やすこと、そして水分補給をしっかり行うことです。

まとめ

熱中症を甘く見てはいけません。
夏は毎年のように熱中症で亡くなる人が出てきますし、下手をすれば後遺症が残るほどの恐ろしい病気なのです。

とはいえ、きちんと対処できれば何も怖くはありません。
「熱中症かな?」と思ったら、1秒でも早く応急処置に努めましょう。

スポンサーリンク