プールや海の中でも熱中症になる原因は?プール熱との違いや対策は?

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日本の夏は暑いですし、海やプールで水浴びをする機会も多くなります。

強烈な紫外線から身を守るための日焼け対策も必要ですが、熱中症にも注意しなくてはいけません。

海やプールの中は冷たいので安心と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
熱中症で搬送されている人の中には、水辺で熱中症を発症したという人も多くいます。

なぜ、水中でも熱中症になる危険があるのでしょうか?

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海やプールの中でも熱中症になる原因は?

水分不足になるため

この記事を見ている人は、水泳をすることでどのくらいエネルギーを消費するかご存知ですか?
水中エクササイズなんてのもあるくらいですし、消費が激しめなのが想像できると思います。

数ある運動の中でも、時間当たりのカロリー消費がトップクラスに多いのが水泳です。
1時間当たりの消費カロリーを比べてみると、次のようになります。

  • テニス 300~500キロカロリー
  • サッカー 400~500キロカロリー
  • ジョギング 450~600キロカロリー
  • 平泳ぎ 500~700キロカロリー
  • クロール 1000~1400キロカロリー
比べてみると、いかに水泳のカロリー消費が激しいかがよくわかります。
特にクロールは圧倒的です。1時間あたりの消費カロリーが4桁に届く可能性があるほどです。

大量のカロリーを消費するとどうなる?

これだけ激しい運動をすれば体温も上がりますし、当然大量の汗をかきます。

水の中は冷たいですし、汗をかいたという感覚をあまり感じることができません。
この「分かりにくさ」が大変な曲者です。

水分不足だということを気づかないままに運動を続けてしまい、そのまま脱水症状や熱中症になってしまう人は後を絶ちません。

たとえ水中でも、運動をすれば汗をかきます。
このことを忘れないようにしましょう。

水辺が高温多湿の環境のため

水中での運動で大量の汗をかくのも熱中症の原因の1つです。
ですが、海やプールの環境そのものにも問題があります。

特に、日光が直接当たる水辺は要注意です。

日光が当たった箇所は水が蒸発しやすいので、湿度が非常に高くなります。
更に、日光の照り返しによって付近の気温も上がります。

高温多湿の環境では汗が蒸発しにくいため、体の熱をうまく排出することができません。
冷たい水中でも体の芯までは冷やすことができないため、結果として熱中症になってしまうのです。

point!海やプールの中でも熱中症の危険があるのは、「大量の汗をかく+かいた汗が蒸発しにくい」という悪循環が起こるためです。

熱中症とプール熱との違いは?

熱中症とプール熱は違う病気です。対処法も異なるので要チェックです。

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熱中症の原因

熱中症は、外部からの高温によって体内に熱が溜まりすぎてしまい、それを放出しきれないことによって起こるものです。

気温が体温よりも低ければ、空気中に熱を放出することができます。
逆に気温が体温よりも高い場合は、空気中への熱の放出が非常に難しくなります。

この状態になると、汗をかくことでしか体温を調節できなくなります。
ですが上で紹介したように、多湿の環境では汗が蒸発しにくいため、汗による体温調節すらできなくなります。

そうしてグングン体温が上昇していき、ついには熱中症になってしまうのです。

プール熱の原因

プール熱は熱中症とは違い、ウイルスによって引き起こされる感染症です。

プール熱の原因となるアデノウイルスは非常に感染力が強く、空気中からも感染するほどです。
海やプールは不特定多数の人が集まるため、アデノウィルスに感染する確率もそれだけ高くなります。

熱中症の時に冷やす場所や時間を紹介!治療に解熱剤は必要なの?
温暖化が進んでいるのもあってか、最近は5月頃から真夏日が観測されています。 こんな状態では、いつ熱中症になる人がでてもおかしくはありません。 ところで、熱中症の正しい応急処置のやり方はご存知ですか? 適切な処置を行えばより早く症状を回復させることができます。ですが、その逆にも同じことが言えます。 いざという時に慌てないためにも、正しい知識を身に着けておきましょう。

この記事でも少し触れていますが、熱中症と他の感染症では熱の冷まし方に違いがあります。

感染症の人に解熱剤を飲ませるのは問題ありませんが、熱中症の人に対してはNGです。
最悪の場合命に関わることもあるので、絶対にやってはいけません。

海やプールでの熱中症対策はどうする?

海やプールだったとしても、熱中症対策は陸上で活動する時とさほど変わりません。

結局のところ、熱中症を避けるには「水分補給」と「適度な休憩」の2つを徹底するのが最適です。

特に気を付けたいのが水分補給です。
運動すれば水中でも汗をかきますし、発汗すれば体内の水分は失われていきます。

この時、くれぐれも「皮膚から水分を吸収しているし大丈夫だろう」とは考えないでください。

確かに皮膚からも水分を吸収しているのですが、吸収量はほんのわずかです。
とてもじゃないですが、皮ふからの吸収だけでは失った水分を補給することはできません。

水中で運動した後も、水分補給を欠かさないようにしましょう。

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