秋の七草とはどの花や植物のこと?覚え方のコツや由来も紹介!

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春の七草は非常に有名ですが、秋の七草もあることはご存知でしたか?

秋の七草にはこれといった関連行事がないため、正直言って非常に影が薄いです。
7つのうち1つも知らないなんてことも珍しくありません。下手したらトリビアの泉レベルの知識です。

今回は、そんな影の薄い秋の七草を紹介していきます。

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秋の七草とはいったいどの花や植物のこと?

秋の七草とは、以下の植物のことを指します。

秋の七草の紹介とひとくち解説
  1. 女郎花(おみなえし)
  2. オミナエシ科の多年生植物。
    色は黄色で、根っこの部分が漢方に使われる花。

  3. 尾花(おばな)
  4. イネ科の植物。
    現代では「ススキ」の名で知られる植物。

  5. 桔梗(ききょう)
  6. キキョウ科の多年生草本植物。
    秋の七草に分類されているが、実際に花が咲き始めるのは初夏の時期。実は絶滅危惧種。

  7. 撫子(なでしこ)
  8. ナデシコ科の多年草。
    アジア原産の植物で、中国や台湾にも分布している。こちらも地域によっては絶滅危惧種扱い。

  9. 藤袴(ふじばかま)
  10. キク科の多年生植物。
    花からは甘い系の良い香りがする。ただし有毒。

  11. 葛(くず)
  12. マメ科の多年草。
    根っこにはデンプンが豊富に含まれており、葛湯や和菓子にして食べることができる。

  13. 萩(はぎ)
  14. マメ科ハギ属の総称のこと。
    荒れた土地、やせた土地でも元気に育つ植物。山火事跡にもよく生える。

秋の七草は食べられる?

秋の七草は春の七草と違って、おかゆにして食べるものではありません。
そもそも、秋の七草には食用ではないものも混じっています。

冒頭で書いた通り、秋の七草に関連した行事は特にないので、それといった使用目的も存在しません。
無理やり目的を作るとするなら・・・出来るのは鑑賞くらいでしょうか?

秋の七草の覚え方にはどんなコツがある?

5・7・5・7・7のリズムに乗せて覚える

これは結構有名な話なのですが、秋の七草は短歌のリズムにピッタリ合わせることができるのです。
組み合わせ方はいくつかありますが、その中でもメジャーな物を紹介します。

  • ハギ・キキョウ(5)
  • クズ・フジバカマ(7)
  • オミナエシ(5)
  • オバナ・ナデシコ(7)
  • 秋の七草(7)
字余りも字足らずもない、合計31文字の完璧な文字数です。
秋の七草を決めた人は、初めからこれを狙っていたんでしょうか?

七草つながりで思い出したのですが、春の七草も短歌のリズムに乗せることができますね。

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  • セリ・ナズナ(5)
  • ゴギョウ・ハコベラ(7)
  • ホトケノザ(5)
  • スズナ・スズシロ(7)
  • 春の七草(7)

もしかしたら、本当に狙っていたのかもしれません。

頭文字の語呂合わせで覚える

七草の頭文字を使って語呂合わせを作り、それを使って覚える方法もあります。

覚え方の例としては

お・・・オミナエシ
す・・・ススキ
き・・・キキョウ
な・・・ナデシコ
ふ・・・フジバカマ
く・・・クズ
は・・・ハギ

で「お好きな服は」というのもありますし、

は・・・ハギ
す・・・ススキ
き・・・キキョウ
(|)
な・・・ナデシコ
お・・・オミナエシ
ふ・・・フジバカマ
く・・・クズ
(ろ)
で「ハスキーなお袋」なんていう面白い覚え方もあります。

言葉に一定のリズムがあると、リズムがない時よりも格段に覚えやすくなります。(電話番号がいい例です)
自分オリジナルの語呂合わせを作ってみるのもいいかもしれません。

秋の七草が決められた由来ってなに?

秋の七草の歴史は非常に古く、万葉集の時代までさかのぼります。
(万葉集・・・7世紀後半から8世紀後半にかけて作られた、日本最古の和歌集)

万葉集には4000首を越える和歌が収録されています。
秋の七草を題材にしている和歌は、山上憶良が詠んだ次の2首です。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

後者の和歌に登場する7つの花が、後に秋の七草として制定されることになりました。

point!朝貌は「あさがお」と読みます。
あさがおと聞くと梅雨の時期に咲くあの朝顔を思い浮かべますが、それだと他の花と時期が合いません。

現在では「朝貌=キキョウの花のことである」という説が有力です。

まとめ

春や秋だけではなく、春夏秋冬のすべてに七草があります。

もっとも、七草がゆに使う春の七草があまりにも有名すぎるので、他の七草は存在すら知らない人が多いのですが・・・

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