ムカデに刺された時の薬は?アナフィラキシーの危険はある?

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秋はムカデが最も活発になる時期です。
ムカデは夏に産卵期を迎えるので、秋になると生まれた子供のムカデが一斉に活動を開始するためです。

ムカデはその気味の悪い外見から、生理的に苦手な人が多い虫です。(私も苦手です・・・)
またムカデは神出鬼没で、屋外だけでなく屋内にまで突然現れることもあります。虫が苦手な人にとっては、非常に心臓に悪い光景です。

おまけにこのムカデ、私たちを刺してくることがあります。
ムカデに刺されると大きく腫れあがりますし、何より強烈な痛みが襲ってきます。

この症状を治すには、どのような処置をすればいいのでしょうか?

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ムカデにもし刺されたらどんな薬を塗ればいい?

ムカデの中には毒を持った種類もいるため、刺された後に放置するのはあまり良くありません。
ちゃんと薬を塗って処置してやる必要があります。

とはいえ、ムカデの毒はそこまで強力ではありません。市販薬で十分対処できます。

ムカデに刺された時に塗るといい薬は、抗ヒスタミン剤やステロイド剤が含まれている塗り薬です。
つまりは、発疹ややけどの時と同じ薬を使えるということですね。

中でもおすすめなのが「ムヒアルファEX」。
少し強めのステロイド剤が炎症の効果てきめんな上、PVAやジフェンヒドラミン塩酸塩といった成分もかゆみを押さえるのに役立ってくれます。

おまけにこのムヒアルファEX、ムカデ以外の虫刺されに対してもかなり効きます。
山登りやキャンプなどで虫刺されが予想できるときは、持っていて損はありません。

ムカデに噛まれたら冷やすべき?それとも温めるべき?

虫に刺されると皮ふが腫れ上がりますし、なんとなく「冷やすべき」というイメージがあります。

実際にムカデの虫刺されをお医者さんに見せると、大抵は「冷やした方がいい」と言われます。
私が子供の時にムカデに噛まれた時も、冷やすように言われたのを覚えています。

つい最近まではそれが正解だと思っていたのですが、どうやら現実は違う様子。
本当は、ムカデに刺された時は温めて治療するのがいいんだそうです。

ムカデの毒の成分は、大部分がタンパク質の酵素で出来ています。
この酵素は高熱によって変質する性質を持つため、温めることによって毒を中和できるというわけです。

酵素が変質させるにはどのくらいの熱が必要かというと、大体43℃~46℃くらいだと言われています。
つまり、お風呂よりも少し熱いくらいのお湯やタオルを患部に当てれば、うまく解毒できるというわけですね。

point!ただし、酵素は体温ほどの温度(40℃位)では逆に活動が活発化します。
また、あまり熱すぎると今度はやけどしてしまうため、温度調節には気を付けなければいけません。

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ムカデにはアナフィラキシーショックを起こす危険がある?

上の方でもチラッと紹介したように、ムカデの毒そのものはあまり強力ではありません。
ただし、複数回刺されることによってアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

アナフィラキシーショックとは、体内の免疫の過剰反応によって起こる病気です。
蜂に刺されることでも発生するので、この言葉を耳にしたことがある人も多いと思われます。

体内に毒が入り込むと、体はその毒に対する抗体を作ります。
次に同じ毒が入ってきた場合に素早く対処するためです。私たちが覚えたことを忘れないようにメモに書くのと似ていますね。

抗体が完成した後に同じ毒が再び体内に入り込むと、作り出した抗体によって素早く毒を撃退します。
この時あまりにも抗体が働きすぎることによって、アナフィラキシー症状が発生してしまいます。抗体はあまり融通が利かないのです。

アナフィラキシーショックになると、じんましんや嘔吐といった症状が現れます。
これだけならまだマシなのですが、運が悪いと呼吸困難や意識の喪失といった症状に見舞われることもあります。そうなると、最悪の場合は命に関わります。

蜂などの毒を持った生物に刺されて亡くなる人は、ほとんどがアナフィラキシーショックによるものです。
なので、1度でもムカデに刺されたことがある人は、刺されたことがない人よりもより警戒する必要があるのです。

まとめ

ムカデはあまり攻撃的な生物ではなく、こちらから刺激しなければ襲ってくることはありません。
外で見つけた時も不用意に触らずそっとしておけば、何も問題は起こらないはずです。

ですが、ムカデは布団の中に潜り込んでくる時もあります。
睡眠中の無意識の行動でムカデを刺激してしまい、噛まれてしまったなんてことはよくある話です。

こういったことが自分の身に起こらないとも限らないので、もしもの時の対処法は覚えておいた方が良さそうですね。

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