銀杏の食べ過ぎは中毒になる?何個くらい食べてから?対処法は?

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秋が近づくとだんだんおいしくなってくるのが銀杏です。
銀杏は串焼きにしても美味しいですし、素揚げにして塩で食べるのもなかなか。

そんな銀杏ですが、昔から「食べ過ぎはよくない」とよく言われています。
その理由は何なのでしょうか?今回は、それを徹底解説していきます。

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銀杏を食べ過ぎると中毒になるって本当?

銀杏にはカルシウムや鉄分などが豊富に含まれており、基本的には体に良い食べ物です。
ぜんそくや頻尿の治療にも効果を発揮するため、ある種の薬としても扱われるほどです。

ですが、銀杏の中には中毒成分の強い「チルビリドキシ」という物も一緒に含まれています。
そのため、銀杏の食べ過ぎは体に良くないのです。

チルビリドキシは神経に作用する毒で、嘔吐や下痢、めまいといった症状を引き起こします。

また、場合によっては重症化することもあり、呼吸困難やけいれんなどに発展する危険もあります。
実際、戦前の医療が今ほど整っていない時代では、この中毒症状で亡くなった人もいるほどです。

ここまでチルビリドキシのことを紹介してきましたが、銀杏の食べ過ぎが良くないと言われている原因はもう1つあります。

それは「4’-メトキシピリドキシン」という成分です。
大半の人が初めて耳にするであろうこの成分は、ビタミンB6にとても構造が似ているという特徴を持ちます。

つまり4’-メトキシピリドキシンを摂取すると、体がビタミンB6を摂取したと勘違いしてしまうのです。

4’-メトキシピリドキシンはビタミンB6と構造が似ているだけで、栄養はありません。
そのため体内のビタミンB6が不足し、湿疹やアレルギーなどの症状を引き起こしてしまうのです。

このように、銀杏には食べ過ぎによって危険度が増す2種類の毒が含まれています。
銀杏は美味しいうえに小粒なのでつい食べ過ぎてしまいがちですが、ここはグッとこらえましょう。

銀杏の中毒になるのは何個くらい食べてから?

実際、何個くらい銀杏を食べれば中毒症状が起こるのでしょうか?

もし3、4粒くらいで中毒症状が起こるようであれば、もうこれから銀杏を食べられなくなりそうです。
逆に数千粒くらい食べないと中毒症状が出ないのであれば、「今までの話は何だったの?」ということになりますね。

さて、本題に入ります。
中毒症状が出始める個数にはもちろん個人差はありますが、平均するとだいたい「40個以上」というのが危険ラインのようです。

よっぽどの銀杏好きでなければ一度に銀杏を40粒も食べることはありませんし、大人の方はあまり気にすることはないでしょう。

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ただし、子供の場合は体内で毒素を分解する力が弱いため、危険ラインが更に下がります。
5歳未満の子供であれば、銀杏を1日に7粒以上は食べさせないようにしましょう。

昔から伝わる言葉に、「銀杏は自分の歳より多く食べるな」というものがあります。
銀杏はお酒と同じで、本来は大人の食べ物なのです。

銀杏の中毒が起こったらどう対処すればいい?

銀杏の中毒症状が出るのは、食後1~6時間くらい経ってからです。
もしこの間に嘔吐やめまいといった症状が起こるようであれば、銀杏中毒の可能性があるでしょう。

銀杏中毒になったら、自宅で何とか直そうとは思ってはいけません。
食べた銀杏を吐き戻しても無駄です。むしろ更なる症状の悪化を招くこともあるので、絶対にやめましょう。

銀杏の中毒症状が現れたらすぐに病院へ行き、医師の診断を受けましょう。

もう一度書きますが、自分で何とかしようとは思ってはいけません。
銀杏の中毒症状は、時として命を奪うほどの重症に発展する可能性があるからです。

まとめ

実は、銀杏の中毒症状になる人が多かったのは昔の話です。
戦前の頃は全体的に栄養不足気味だったため、何かと食中毒が多かった時代でした。

栄養に恵まれた現代に銀杏中毒になる人はかなり減りましたが、それでも毎年数件かは発症しています。
秋は銀杏の旬の季節ですが、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

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