夏の塩分補給の目安は?塩分の摂りすぎや不足はなぜいけない?

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夏場はしょっぱい物がついつい食べたくなります。
漬物やポテチ、梅干しやラーメン・・・
「夏は汗をたくさんかくから、塩分をたくさん取らなきゃ!」と自分を納得させて、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。

ですが、少し待ってください。その塩分補給は本当に必要ですか?
その食事はもしかしたら、高血圧への急行列車かもしれません。

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夏の塩分補給って本当に必要?

冒頭の通り、夏は汗をたくさんかきます。ということは、塩分が体からどんどん抜けていくということです。
これを補うために、他の季節より多めに塩分を摂取した方が良いのでしょうか?

答えは「NO」です。
なぜか?汗から失われる塩分の量なんて、たかが知れているからです。

サウナに入ったり、運動をして少し多めに汗をかいても、体が塩分不足になることは普通はありません。
1時間半未満の運動なら、水分補給にスポーツドリンクは必要ないと言われているくらいです。

最近流行ってる塩飴や塩タブレットも、塩分補給としては必要ありません。
そもそも、日本人が塩分を摂りすぎているからです。

コラム・日本人は塩分が大好き!

日本人が塩分を摂りすぎだという問題は、割と有名です。
これに関しては、実際に数値化されています。

  • 厚生労働省が調べたところによると、日本人の1日の塩分摂取量は約10gとのこと。

    これだとまだイメージが湧きませんね。

  • 同じく厚生労働省によると、塩分摂取量は男性なら8g/日、女性で7g/日を下回るのが理想的とのこと。

    これでも「平均よりちょっと多いかな?」くらいのイメージでしょう。
    では、これならどうでしょうか?

  • WHO(世界保健機関)が推奨する塩分摂取量は、5g/日以下。

    つまり、日本人が日常的に体に取り入れている塩分は、世界標準の2倍以上だということです。
    これなら「日本人って塩分摂りすぎじゃん!」というイメージが簡単にできますね。

    ちなみに、これでも今の日本人はだいぶ減塩したほうです。
    50年ほど前の日本人の塩分摂取量は、15g/日を超えていました。
    世界水準の3倍越えです。

これを見ると、日本人がどれだけ塩分を大量に摂っているかが分かりますね。
塩分を余計に摂る必要が無いというのが、改めてわかると思います。

塩分を摂りすぎるとどうなる?

高血圧になります。
塩分過多=高血圧」は何十年も前から言われてきたことなので、もはや常識レベルといってもいいでしょう。

高血圧になると、特に内臓系に大きな負担をかけます。
特に腎臓への負担が大きいです。

腎臓は血液をろ過して、余計なものを尿に変換する機能を持っています。
それがダメになるということは・・・体に溜まった余計なものがたまりっぱなしということです。

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その「余計なもの」が体全体にどんどん蓄積された結果、脳卒中や心臓病などの重い病気を合併症として引き起こすのです。
想像するだけでも恐ろしいですね。

なぜ、塩分過多と高血圧が関係しているのか

まず、体に取り込んだ塩分は、体内でナトリウムに変換された後、血管を通って体全体に行き渡ります。

このときにナトリウムを運んでいるのが、カリウムという成分です。
で、塩分過多=体内のナトリウムが増えすぎると、カリウムだけでは仕事が追いつかなくなります。

するとどうなるか?ナトリウムまみれの血液を薄めるため、私たちの脳は水分補給の指令を出します。
しょっぱい物を食べるとのどが渇くのはこのためです。

水を飲めば、その分だけ体の血液量が増えることになります。
これが、塩分過多=高血圧の正体です。

塩分が不足するとどうなる

逆に塩分が不足するとどうなるのでしょうか?
(日本人は日常的に塩分過多なので、あまり縁がない話なんですが)

塩分が足りなくなると、低血圧になります。
高血圧の危険性は上で話した通りなんですが、低血圧にも無視できないくらいの大きな危険性があります。

血液には、脳から体への情報伝達を助ける働きがあります。
血圧が低くなるということは、その働きが鈍るということです。

その結果、体がだるくなったり、立ちくらみを起こすようになります。
これが悪化すると、筋肉のけいれんや精神障害といった命に関わる重病になってしまいます。

まとめ

塩分を摂りすぎるのはもちろんよくないのですが、だからといって全くとらないのも体に良くないのです。

ダイエットや病気の治療などで減塩をするときは、少しずつ塩の量を減らすようにしましょう。

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